プロのブロガーとして有名な立花岳志さんが、著書『クラウド版デッドライン仕事術』にこんなことを書かれていました。
「疲れたら休む」のではなく、「疲れないように休む」のです。
クラウド版 デッドライン仕事術
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吉越 浩一郎,立花 岳志 東洋経済新報社 2014-11-28
立花さんによると、長い時間集中力を保って活動するためには、前もってきちんと休むことが必要なのだそうです。
フルマラソンのランナーでもある立花さんは、これはマラソンにおける給水と似ていると言います。
レースでは複数の給水ポイントが用意されますが、最初の給水ポイントではまだ喉は乾いていないそうなのです。
しかし、喉が乾いてから水を飲むのでは遅いのだそうです。そして、日常生活での休憩も給水と一緒で、「疲れたなあ」と感じてから休憩を取っても疲れが取れるのには時間がかかってしまう。だから疲れる前に、疲れないように、戦略的に休憩を取るべきとのことでした。
仕事や日常でも、疲れる前に休息を!
これは、仕事にも応用できそうな考え方だと思いました。
多くの人は、「一週間働いてたまった疲れを、週末に取る」生活をしています。でも、「しっかり休んだ後に働く」という考え方の方が、生産性は上がるかもしれません。
あなたが経営者だとしたら、社員に頑張ってほしい場合、「頑張って働いたら休みをやるぞ」と言うよりも、まず初めに休ませてしまう方が効果があるのかもしれません。
私は買い物に出かけると、歩き回りすぎてヘトヘトに疲れてしまうことがよくあったのですが、この本を読んで以来、「疲れる前に休憩」を心がけるようになりました。やってみると、少し椅子に座るだけでも、全然違います!
「仕事の生産性が上がらない」「週末はたまった疲れを取るだけ」という方は、「しっかり休んでから働く」という意識に変えてみたら、何か変わるかもしれません。