捕らぬ狸の皮算用のすすめ―成功する人は、ポジティブな未来を細部まで想像する。

「捕らぬ狸の皮算用」とは、「まだ手に入るかどうか分からないものをあてにして準備したり、計画を立てたりすること」という意味のことわざです。

楽観的な様子や先走りっぷりを揶揄する意味で使われることが多いこの言葉。でも、素晴らしいことを成し遂げている成功者たちを見ていると、「捕らぬ狸の皮算用」は決して愚かなこととは思えず、むしろ成功のために必要な姿勢のようにさえ思えます。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告

想像することで、夢は近づく

産婦人科医としての仕事と3児の子育てをしながらハーバード大学院への留学を果たした女医の吉田穂波さんは、著書で「夢が叶ったときのこと」を想像することの効果について書いています。吉田さんは、留学前にわざわざボストンのハーバード大学院まで足を運び、現地を見てまわって自分の入学後を想像したそうです。

校舎内を見学しながら、「来年は私もここで学んでいるのね」と想像をふくらませます。寮まで見学させてもらい、「家賃はいくらですか?」などと質問し、端から見たらまるで入学がすでに決まった学生のようでした。

こんなふうに想像をふくらませることで、吉田さんは留学という目標をより実感することができたと言います。

社会派ブロガーのちきりんさんの著書『未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる』でも、目標とする未来を想像することの重要性が強調されていました。ちきりんさんは、「手に入れたい生活イメージについて具体的に想像することが大事で、そういうイメージが見つかったら、毎日のスケジュール表を作るくらい詳細に、その生活を想像するべきだ」と主張しています。

目指す目標や夢について徹底的に想像することで、実現のために取るべき次の具体的な行動まで、自然と見えてくるのでしょう。

「目標達成のためには、まずは目標を明確なものにするべき」という原則から考えても、捕らぬ狸の皮算用は、「狸を捕る」ためには必要なことのように思えます。狸の皮を売ったら1枚いくらぐらいになるかを計算し、売上目標を立てることで、どれくらい狸を仕留めなければならないかが分かり、「そのためにはどのような狩りの方法が有効であるか」といった、「具体的な今やるべきこと」を考えることができます。

叶うものとして準備してしまう

そして想像した未来の到来のために効果的なもう一つのことは、具体的な準備をしてしまうことです。コピーライターの田中ミエさんが、著書『ダンナ様はFBI (幻冬舎文庫)』で、ご主人からあるプレゼントを贈られたときのエピソードを綴っています。あるときミエさんは、元FBI捜査官である米国人のご主人から非常に立派な机をプレゼントされ、自分には不相応だと断ろうとします。しかしご主人は彼女にこう語りかけます。

「成功する人間は、自分の未来をはっきり思い描けるような準備をする。それが現実に手で触れたり、使うことができるものなら、さらにリアルにイメージできる」

「君に成功を贈るよ。」

まとめ

成功している人々を見ると、彼らは「未来はきっと今より良くなる」という前提で生きているように見えます。その裏には、「自分で必ず未来を良くしていってみせる」という自信があるのでしょう。
「望むものを、必ず手に入れる」という気概を持っていれば、未だ手に入れていない成果を我が物にしたかのように想像することは、単なる先走りではなく、立派な戦略の一部になると思います。

すでに手に入れているもののことだけを考えて生きるのだと、現実的で堅実な生活はできるかもしれませんが、悪い意味で「地に足のついた」毎日のままです。はるか上の目標目指して一歩を踏み出し、次の世界へ行くためには、たまには捕らぬ狸の皮算用をしてみるのもいいかもしれません。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告
レクタングル(大)広告

★この記事をシェア

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

★Yukiをフォローする