ご報告があります。転職しました!
私は去年の秋に、新卒で入った会社を辞めました。下記の記事に、どのような思いで退職に至ったのかについて書いています。

以来、次の仕事を探していたのですが、ようやく決まり、しばらく前から働き出しています。
そして、それなりに長かった転職活動を振り返ってみて、思うことがあります。
それは、学生のときに行った最初の就職活動って、「手探り」とさえも言えないくらい、本当に何も見えていない状態で行っていたなあ…ということ。
転職の目的は労働時間の短縮でした
今回の仕事探しで私が重視したのは次のような点でした。
- 残業が多くないこと
- 土日・祝日が休日であること
- 年間休日が120日以上であること
なぜなら、「とにかく労働時間を短くしたい」というのが今回の転職における目標だったからです。
そのために上記の条件を満たす会社を探し、条件を満たさない会社は、たとえ他の面での条件(例えば給与面、通勤のしやすさなど)がどんなに良くても、検討対象から除外しました。
これは一度働いて、「自分にとって最も大事なのは時間である」ということがわかったからこそ定まった目標です。
給与ダウンは問題ではない
私の周りには、転職経験者が多くいます。そして彼らの多くが、転職によって、自分にとってより良い会社に移ることができています。
もちろん転職は良いことばかりではありません。転職回数が多くなるほど、生涯賃金は少なくなるというデータもあるそうです。
しかし、言うまでもなく「いい仕事」イコール「高収入の仕事」ではありません。
私や私の知人たちは、たとえ前職より給与が下がっても、「休日出勤のない仕事」「残業手当が出る仕事」など、自分の重視するポイントを意識して、仕事を変えていきました。
最初は誰でも間違える
こうして考えてみると、ふと「仕事探しって部屋探しとよく似ているなあ」と思いました。その共通点は、「1回目は誰でも間違えて当たり前」ということ。
人生初の就職となると、何を重視して会社を選べばいいのか全く分かりません。だから学生たちは、「人気の企業ランキング」や口コミなど、他人の意見をもとに一生懸命考えます。
でも2回目以降は、1度目の経験から、自分にとって何が大切で、何が我慢できないかを分かったうえで、自分に合う会社像に狙いを定めて探すことができます。
これは部屋探しでも一緒です。人生初の一人暮らしを経験してみると、「駅が近いことよりもスーパーが近いことの方が重要」「憧れていた最上階角部屋は、暑さが厳しいので自分には良くなかった」など、自分のニーズがクリアになってきます。
自分にとってどんな部屋が良い部屋かということは、一人暮らしをしてみないと分からない。そして同じように、どんな会社が良い会社なのかということも、ひとまずどこかで働いてみないと分からないのです。
1度目で合えばラッキー、違ったら動けばいい
だからこそ、社員として働いた経験がない状態で選んだ一つ目の会社が、一生居られる職場である可能性なんて、低くて当たり前。
1社目は、初めての一人暮らしで最初に住む部屋と同じで、自分にとっての重要ポイントがどこなのかを知るための環境。たまたま運良く自分に合っていればずっと居てもいいけれど、一生居続ける必要はない。
こんなふうに、ゆるーく構えておけばいいんだと思います。