私たちは赤ちゃんの頃はLとRの聞き分けができていた―言語習得とは切り捨てることでもある

日本人英語学習者を悩ませるのが、LとRの区別です。

日本人にとっては、この2つの音は聞き分けるのも発音するのも難しく、慣れるまでには相当の訓練が必要と言われます。

しかし、私たちは皆、赤ちゃんのときはこの2つの区別ができていた―。にわかには信じられない話かもしれませんが、このことは、いくつもの研究で確かめられた事実です。

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生後6か月の赤ちゃんにはLとRの違いがわかる


ゼネラリストからスペシャリストへ

大学の言語学の授業でこのことを習い、実際に日本人の赤ちゃんがLとRのサウンドを聞き分けて愛らしいしぐさでびっくりする様子のビデオを観たとき、本当に驚き、感動しました。

下記のTED Talkでは、赤ちゃんがいかに言語の天才かということが紹介されています。私が観た実験とは違いますが、日本人の赤ちゃんのLとRの区別に関する実験については、3:06あたりからです。ぜひご覧になってみてください。

私たち人間は、赤ちゃんのときはあらゆる言語の音声を区別できるゼネラリストで、徐々に特定の言語に特化したスペシャリストになるのです。

不要と判断した能力が失われてしまう理由は、その後生存に必要な様々な能力を発達させていく過程で、使わない能力を維持していたら無用なコストがかかるからではないかと言われています。

元陸上選手の為末大さんが、著書に「何かに特化するには能力の絞り込みが必須で、できないことが増えるぶんだけ、できることがより深くなる」と買いていましたが、その通りだと思います。

脳のリソースは限られているということ。
使わない能力は失われるということ。
何かに特化するということは、能力の絞り込みを行うことであること。

生まれたての赤ちゃんが、そのことを教えてくれているようです。

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