時差があってよかった

前回の記事でも書きましたが、私は遅い時間になると頭と身体のモードがオフになってしまって、思考する作業はできなくなってしまいます。

そんな私に、夜勤の仕事は絶対に無理です。多少給与が高くても、深夜シフトの仕事は私にとって極力避けたい仕事です。

遅い時間の方が成果が上がる「夜型」だという人もいますが、人間は夜は眠る動物なので、やはり夜勤は多くの人にとって健康を害するものだと思います。

救急医療や警察などの仕事は仕方ないかもしれませんが、そういう健康や安全のためのもの以外、例えばコンビニバイトや各種サービスの24時間サポートなどで夜勤の仕事をしなければならない人は、ゼロになっていけばいいのにと思います。

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「遠隔性」を利用することが、世界ではもう始まっている

でも夜の間も緊急の買い物をしたい人や、サービスの不具合について問い合わせたい人はいます。

一つの解は、人間に置き換わるテクノロジーを使うことでしょう。コンビニでは、夜の間は自動販売システムにするといった可能性があります。

もう一つの手は、時差を利用することだと思います。地球は回っています。つまり世界ではつねに昼の場所と夜の場所、オンの地域とオフの地域があるのです。このことは私たちにとってとてもラッキーなことなのではないかと思います。

これから世界はますますボーダーレス化が進みます。技術が発展すれば、言語が異なる人同士がコミュニケーションをとることも容易になっていくでしょう。そうすれば、日本で深夜に問い合わせたいことがある人に、昼下がりのニューヨークのオペレーターが対応するといったことが可能になります。

英語圏では、カスタマーサポートの部門だけ外国に置くということがすでに増えてきているようです。アメリカに本社がある企業がサポート部門のみシンガポールに置くなど、人件費の安さが理由のようですが、時差をうまく利用することで世界中から深夜勤務をなくすことも可能になるのではないでしょうか。

交替で地球を守る

谷川俊太郎さんの有名な詩「朝のリレー」に、こんな言葉があります。

ぼくらは朝をリレーするのだ

経度から経度へと

そうしていわば交替で地球を守る

「朝をリレー」して「交替で地球を守る」とは、何とも素晴らしい表現だなあと思います。

地球が平らでなく球体で、しかもつねにぐるぐると回っているということに、なんだか希望のようなものを感じます。まるで地球から、「交替で休みながら働きなさいよ」と言われているかのようです。人間は、もしかしたら時差に救われるかもしれません。

もっと言うと、日本の働く人々の間でも、もっと「交替で守る」文化が広がればなと思います。出産前後で長時間働けない人、不妊治療中の人、保育園に預けている子どものお迎えのために夕方までしか働けない人、親の介護のためにフルタイムでは働けない人…。働ける時間・働けない時間がさまざまに異なる人たちが協力して働くことになる社会が来ると言われています。そこでは、「全員が9時から6時まで」ではなく「交替で活躍する」という考えが、とても重要になるのではないでしょうか。

「朝のリレー」は、ネット上で全文を読めるサイトが多数あります。一読するだけで清々しい朝の空気が感じられるような作品です。ぜひ読んでみてください。

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