「均質化された集団では、小さな違いをあげつらうようになる」
少子化などの問題に詳しいジャーナリストの白河桃子先生は、著書「格付けしあう女たち」で「均質化された集団では、より小さな違いをあげつらうようになる」と書かれています。
集団で均質化を図っても、小さな違いはなくならず、むしろそれが目立つようになるというのです。
日本人同士だと、ママ友の間で使っている抱っこひものブランドによってランクづけが行われたり、ユニクロの服を着るかどうかでグループが分かれたりするのだそう。一方、多国籍の人々の集団では、そんな小さな違いは問題にならないと言います。そもそも肌の色やバックグラウンドなど、何から何まで違うからです。
違いをならそうと躍起になっても、より小さな違いに苦しむようになるだけ。ならば子どもたちには、違いを受け入れることを学んでもらいたいと思います。