このシリーズでは、セルシス社の3Dモデリング入門コンテンツ「Metasequoia 使い方講座」の初心者がつまづきやすい点について解説します。同講座を見ながら、もしくは見た後に読むのがおすすめです。初回の記事はこちらです。
2つ目の基本図形、ワイングラスのモデリングです。
第2回 ワイングラスのモデリング - 小物ではじめよう!モデリング入門 - Metasequoia 使い方講座
少し変わった方法で、ワイングラスのモデリングをしてみます。 プリミティブ(基本図形)からの成形ではなく、「回転体」を使うモデリングを解説します。 「回転体」が何か…については追って説明します。
面の向きを修正する
下記のレッスンの中で面の向きの調整が出てきますが、メタセコイア4ではこの通りにやってもうまくいかない場合があります。
[5] 回転体フリーズ後の調整 - 第2回 ワイングラスのモデリング - 小物ではじめよう!モデリング入門 - Metasequoia 使い方講座
回転体で作成したポリゴンは一見何の問題もないように見えますが、一つ厄介な問題があります。 回転体で出来るポリゴンは全て「両面ポリゴン」で生成されるのです。 ポリゴンの表示を確認するには…
まず、「両面ポリゴンを片面ポリゴンにするために上部メニュー[オブジェクト]→[面を片面化する]を実行」とあるのでその通りにすると、下記のような状態になってしまうことがあるかと思います。
これは片面化はできたものの、逆方向に片面化されてしまった状態です。ワイングラスが裏返し状態になってしまっているというか…。
そこで、Control+Aで全てを選択し、上部メニューの[選択部処理]>[面を反転]を実行します。
正しい面の向きになりました。
今回の補足はこれくらいです。次回はフライパンのモデリングです!
【Metasequoiaで3Dモデリング】4. フライパンを作る
3つ目の図形、フライパンのモデリングです。このあたりから少し難しくなってきます。 ズームした状態で下絵に合わせる かなり重要なポイントだと思うのですが、下絵を配置してモデリングを始めるとき、全体が見えるようにやや引きの視点で作業を始めようと...