デロンギコンベクションオーブンを買ったらとても良かった。おすすめモデル比較や使い方など

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毎日のように直面していた「今日何を食べればいいのか…」という悩みに終止符を打つべく、デロンギのコンベクションオーブンを買いました。

結果、「迷ったらとりあえずオーブンで肉と野菜を焼く」という解を手に入れ、生活がまた一つ楽になったのでご紹介します。

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コンベクションオーブンとは?トースターとの違いは?

コンベクションオーブンは、庫内にファンがついていて熱風を対流させながら食材を温めるのが特徴です。

トースターとの違いは、熱風の対流で食べ物を温めるため、隅々まで均等に火が通る点だそうです。

ちなみに、ほとんどのモデルでコンベクション機能をオフにする(=熱風の対流なしでヒーターの熱のみで温める)こともできます。

我が家ではオフにしたことありませんが…

コンベクションオーブンでの調理の流れはこんな感じです。

コンベクションオーブン調理の流れ
  1. オーブンの予熱を開始する(予熱時間:5分ぐらい)
  2. 肉や野菜を切ってトレイに並べる
  3. オーブンの予熱が完了したら1のトレイを庫内に入れる
  4. 加熱時間を設定して放置(レシピによるけど15〜20分くらい)
  5. チーンと鳴ったら完成!

フライパンや鍋での料理と比べると、温度と時間を設定して加熱をスタートしたら後は放置でいいので、料理に取られる時間が断然少ないです。

一番手間がかかるのは食材を切る部分ですが、カット済みの野菜やこま切れの肉を使えばその手間さえ無くなるので、もうトレイに並べてオーブンに入れてスイッチオンするだけです。めちゃくちゃ楽!

デロンギオーブンのモデル比較

デロンギのコンベクションオーブンには現時点で4つのモデルがあります。それぞれの違いをまとめてみました。

コンベクションオーブンの重要ポイントは「庫内のサイズ」です。

庫内サイズが小さいと早く温まるので調理時間が短くてすみます。ただし鶏の丸焼きのような大きなものは入れられなかったり、二段調理ができないなどのデメリットも出てきます。

【最小サイズ】スフォルナトゥット・イーヴォミニ

うちではこのモデルを買いました。このモデルの特徴は

  • 最も小さい8.5リットルサイズで早く温まる→時短になる
  • 二段調理はできない
  • 一人〜二人分にちょうど良いサイズ

小さいサイズなので早く温まり、調理時間が短くてすみます。小さめなので置き場所を確保しやすいのもいい。

同時に二段で調理することはできないので作れるのは二人分くらい。最初は「足りないかな?」と心配でしたが、使ってみると大人二人の我が家にはちょうど良かったです。

【二段調理可能】スフォルナトゥット・クラシック

先ほどの「ミニ」が2020年に発売された新モデルなのに対して、こちらは以前からあるスタンダードなモデル。特徴は

  • 14リットルサイズで庫内が広いので高さのあるシフォンケーキなども焼ける
  • 二段調理も可能

庫内が広いので、鶏の丸焼きやシフォンケーキのような高さのあるものも入れられます。

また、ティファールやル・クルーゼなどのオーブン対応の鍋であれば、鍋ごと入れてじっくり煮込み料理も可能。デロンギ公式サイトによると直径22センチくらいまでの鍋なら入るそうです。

前述の「ミニ」は大人二人分までがギリギリという感じなので、家族が三人以上ならこのモデルがいいと思います。

【旧モデルで安い】スフォルナトゥット

こちらは旧モデルです。14リットルサイズで大きいのですが、二段調理ができないのが残念…。

  • 14リットルサイズで庫内が広いので高さのあるものも入れられる
  • 二段調理はできない

価格が少し安いということ以外、「スフォルナトゥット・クラシック」に勝る点はなさそうです。

【最上位モデル】パングルメ ベーカリー&コンベクションオーブン

本格的なパンが焼ける最上位モデルです。付属の容器に材料を入れて軽く混ぜたら、あとは「生地こね→発酵→焼き上げ」の全工程を自動でやってくれるそうです。(すごい)

公式サイトの製品ページを見ると、このモデルで作れる様々なパンが載っていてそれはもうおいしそう。

De'Longhi JP | デロンギ
デロンギは世界30か国以上で製品を展開するイタリアの家電ブランドです。全自動コーヒーマシン、エスプレッソメーカー、コーヒーメーカー、キッチン家電、マルチダイナミックヒーター、オイルヒーター。
  • 本格的なパンが焼ける
  • 20リットルの大容量
  • 二段調理もできる

デメリットがあるとすれば、サイズが大きいので場所を取りそうなのと、価格が約4万円と高いこと。

ですが、鶏の丸焼きやホールケーキも焼けるサイズであり、色んな種類のパンが焼けるので料理好きの人には重宝しそう。昔パン屋さんでバイトしてたのですが、焼き立てのパンって本当においしいんですよね…

2021年1月3日時点では、Amazonでは在庫切れになっていました。コロナ禍で家でパンを焼く人が増えているのかな。

【ライフスタイル別】おすすめモデルはこれ!

上記の4つが現時点でのデロンギのコンベクションオーブンのラインナップですが、ライフスタイル別のおすすめモデルは次のような感じになると思います。

一人〜二人分なら「スフォルナトゥット・イーヴォミニ」

まず「パン作り機能はいらない」「とにかく毎日の食事作りを楽にしたい」「一人〜二人分を作る」という場合は、我が家で購入したのと同じ「スフォルナトゥット・イーヴォミニ」がおすすめです。

ちなみに、このモデルだとパンを生地から焼いたり高さのあるシフォンケーキを焼いたりすることはできませんが、「食パンをトーストする」「高さがあまりない普通のケーキを焼く」ならできます。

このモデルで作れるレシピはこちら。

De'Longhi JP | デロンギ
デロンギは世界30か国以上で製品を展開するイタリアの家電ブランドです。全自動コーヒーマシン、エスプレッソメーカー、コーヒーメーカー、キッチン家電、マルチダイナミックヒーター、オイルヒーター。

三人以上なら「スフォルナトゥット・クラシック」

「本格的なパン作り機能はなくてもいい」「三人分以上作る」「二段同時に調理したい」という場合は「スフォルナトゥット・クラシック」がおすすめです。

このモデルで作れるレシピはこちら。

De'Longhi JP | デロンギ
デロンギは世界30か国以上で製品を展開するイタリアの家電ブランドです。全自動コーヒーマシン、エスプレッソメーカー、コーヒーメーカー、キッチン家電、マルチダイナミックヒーター、オイルヒーター。

三人以上かつ安さ重視なら「スフォルナトゥット」

「パン作り機能はいらない」「三人分以上作る」「とにかく安い方がいい」という場合は「スフォルナトゥット」がいいと思います。

ただし二段同時に調理することはできないので注意!

パンを焼くなら「パングルメ ベーカリー&コンベクション」

本格的なパン作りをするなら「パングルメ ベーカリー&コンベクション」一択です。

このモデルで作れるレシピはこちら。多彩すぎる!

De'Longhi JP | デロンギ
デロンギは世界30か国以上で製品を展開するイタリアの家電ブランドです。全自動コーヒーマシン、エスプレッソメーカー、コーヒーメーカー、キッチン家電、マルチダイナミックヒーター、オイルヒーター。

コンベクションオーブンでの料理の流れ

我が家ではコンベクションオーブンで肉と野菜に塩コショウをかけて焼くことが多いです。その際の調理の流れはこんな感じです。

コンベクションオーブン調理の流れ
  1. オーブンの予熱を開始する(予熱時間:5分ぐらい)
  2. 肉と野菜を切ってトレイに並べて塩コショウを振る
  3. オーブンの予熱が完了したら1のトレイを庫内に入れる
  4. 温度と時間を設定して放置(220度で20分くらい)
  5. チーンと鳴ったら完成!

予熱時間は約5分

オーブンの予熱にかかる時間は室温などによって変わるようで、きっちり何分と決まってはいません。220度に設定して予熱を開始したら、庫内の温度が220度に達した時点でチーンと鳴って予熱が完了となります。

試しに、12月に室温26度の状態で220度の予熱にかかる時間を計ってみたところ、5分ほどかかりました。

220度〜230度で予熱するメニューが多いのですが、この温度だとだいたい5〜6分で予熱完了すると見てよさそうです。ちなみにどんなメニューでどれくらいの温度の予熱が必要かは、付属のレシピや公式サイトに書いてあります。

始めに予熱をスタートしておくと、肉や野菜を切っているうちに予熱が完了する感じです。

塩コショウは二段階でかけるとおいしい!!

専用トレイに肉と野菜を並べる際には、肉を上にして並べます。(肉の旨みが野菜に染み込んでおいしくなる)

そして塩コショウを振るのですが、このときに「野菜を置く→塩コショウを振る→肉を乗せる→塩コショウを振る」と二段階で塩コショウするのがおすすめです!

野菜の上に肉を乗せたあとで上から塩コショウをかけるだけだと、野菜に味がうまく入らないんです。細かいですが、断然野菜がおいしくなるので!こうするのがおすすめです。

加熱時間は20〜25分

付属のレシピブックを見つつ何度か試した結果、「一口大に切った肉+野菜を焼く」という場合、加熱のしかたは次の2パターンにたどり着きました。

  1. 豚バラのような薄い肉の場合→220度で20分
  2. 鶏もも肉のような厚みのある肉の場合→230度で20〜25分

厚みのある鶏もも肉の場合、レシピでは25分となっているのですが、25分焼くと表面が少しパサついてしまいます。

なのでうちでは厚みのある肉は厚みを減らすように切って小さくし、20分焼いています。

温度と時間をセットしたら、あとは待つだけ。

庫内の様子が見えるのが楽しい。見てなくていいのがメリットなのに、ついつい焼ける様子を見つめてしまう…

だんだんいい匂いがしてきます。

完成!二人分のおかずにちょうどいい量です。今回は玉ねぎ+ブロッコリー+鶏もも。(写真はオーブンシートをしいてますが、しかなくてもOK。最近は意味ない気がして全然しいてません)

コンベクションオーブンで焼くとおいしい!おすすめの食材

コンベクションオーブンで焼くのがおすすめの食材は、何と言ってもネギ系!です!!ネギや玉ねぎはフライパンで焼くのとは全く別物なくらい、びっくりするほど甘くなっておいしいんです!

それからきのこ類もかなりおすすめです。しいたけ、しめじ、エリンギなどを肉と一緒に焼くと、きのこが肉汁を吸収してもはや肉…?となります。

肉は何でもいいですが、うちでは鶏もも、豚バラ、ウインナーをよく焼きます。

この「ネギまたは玉ねぎ+きのこ+肉」の組み合わせで焼くともう最高です。

味付けは基本的に焼く前に塩コショウを振るだけでも十分おいしいのですが、焼いた後に焼き肉のタレをかけて食べるともう気分はバーベキューです。和風ドレッシングもいいよ!

あるといいもの

コンベクションオーブンを買うならあるといいもの。

まず完成した料理の取り出し用のミトンは必須です。ふきんなどを使うこともできますが、百均のペラペラのミトンしかないみたいな場合は、しっかりめのミトンを用意しておくと安心です。

ちなみにトレイを乗せる網を引き出すための器具は付属しています。

また、グラタンやナスのチーズ焼きのようなメニューを作りたい場合、庫内に入るサイズのオーブン対応の容器があるといいです。

デロンギの「スフォルナトゥット・イーヴォミニ」の庫内サイズは奥行きが24.5センチ、幅が26.5センチです。(幅は網をのせるための出っ張り部分を考慮した寸法)

我が家では下記のグラタン皿を2つ買いました。これだとオーブンの中に2個並べて入れるのにぴったりのサイズです。

かわいくてお気に入りです。コルクのマットもついてて便利!

イワキの耐熱ガラス容器「パック&レンジ」シリーズもオーブンOKなのでおすすめです。これは普段から保存容器としてかなり使えます。450mlサイズだと4つ入ります。

また、熱々のトレイをテーブルに直置きしないように、鍋敷き的なものが必要です。(うちでは厚手のふきんや雑誌などを敷いちゃってます…)

注意点など

動作音は? → 電子レンジについてるオーブン機能と同じ

動作音については、普通の電子レンジについているオーブン機能と同じです。無音ではありませんが、近くで耳を澄ませばかすかに「ブーン…」とかたまに「カチカチ」と聞こえる程度で、電子レンジの動作音と比べたらかなり静かです。

1点だけ電子レンジのオーブン機能と違う点を挙げると、ゼンマイ式のタイマーが巻き戻る「ジジジジ…」という音があります。トースターについてるゼンマイ式タイマーと全く同じです。

ちなみに調理が終わると「チーン♪」という音がします。

天板は洗わなくていい? → 洗う必要あり

最初「オーブンシートを敷けば天板(トレイ)は洗わなくていいかな?」と思っていたのですが、洗わないとだめでした。オーブンシートを敷いても、どうしてもシートの下まで油分が流れてしまうからです。

なので、今ではもうシートを使わず、トレイに直接食材をのせています。この付属のトレイは汚れがスルリと落ちるので、洗うのもそれほど大変ではありません。

薄くて軽いので、フライパンを洗うのに比べたらずっと楽です!

電源コードの向きについて

買ってみてちょっと予想外だったのが、電源コードが本体背面から右方向に伸びる形でついていること。

電源コードの長さは2.1mあるのでそれほど大きな問題にはならないと思いますが、コンセントが本体の設置場所の(正面から見て)右側にあるという人は少し注意です。

まとめ:「楽でおいしい」を叶えてくれるコンベクションオーブン生活おすすめ

そんなわけで今や週3ぐらいでオーブン焼きを食べるようになりました。簡単&おいしい&片付けが楽なので、忙しい日は何も考えずに肉と野菜のオーブン焼きです。

楽においしいものを食べたい!という人におすすめのアイテムです。買って本当によかった!そのうちクッキーやケーキも焼いてみたいな。