【おすすめ】アイリスオーヤマ2口IHクッキングヒーターを半年使用。購入前に気になった点と、使ってみてわかったこと

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以前はガスコンロを使って料理をしていたのですが、とにかく料理のときに暑くて大変でした。

そこでアイリスオーヤマの2口IHクッキングヒーターを購入し、半年ほど使ってみました。

結果、夏の料理のときの暑さが解消し、掃除も簡単なのでとても満足しています。そこそこの値段なので購入前はけっこう悩みましたが、大正解でした。

私が購入前に気になっていたことは下記の点です。

  • 料理のときの暑さは解消されるか?
  • 使用時のがうるさくないか?
  • 電気代が高くならないか?
  • 普通のコンセントで使えるのか?
  • 火力は十分か?
  • 使える鍋やフライパンが制限されないか?

この記事では購入を迷っている方に向けて、「上記の点が実際に使ってみてどうだったか」や、メリット・デメリットなどをご紹介したいと思います。

★追記(2019/7/28)
最近は新色のピンクゴールドが出ています。新色というだけでなく、ボタンやコードの長さも改良されているようです。かわいいし、黒より油汚れや指紋が目立たないかも。

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アイリスオーヤマ2口IHクッキングヒーターの概要

購入したのは「アイリスオーヤマ 2口 IHクッキングヒーター」。Amazonで脚(専用のスタンド)つきのセットを、1万4千円くらいで買いました。

IHヒーター本体と脚を別々に購入することもできますが、Amazonではときどき価格が変動していて、タイミングによっては脚付きで購入した方が、ヒーター本体のみの購入より安くなることもあるので要注意です!(私が買ったときはそうでした。)

専用のスタンドに乗せて設置した見た目はこんな感じです。

写真のように下の空間に調味料やラップ類を収納できて便利だし、調理しやすい高さになるので、ぜひ脚付きで購入するのをおすすめします。脚がないとちょっと低すぎて料理しにくいと思います。

裏面には排熱のためのファンがあります。

スタンドに置くとファンがふさがってしまいそうですが、ヒーターの裏面には足がついていて少し浮くような形になっているので大丈夫です。

背面にはコードが、真後ろに向かって出る形でついています。

▼右側のスイッチ部分。右側は単純な加熱機能のみです。火力は4段階で調整できます。

▼左側のスイッチ部分。左側には単純な加熱のほかに、揚げ物調理のときに使う「揚げ物」ボタンと、お湯が沸いたら自動で加熱をストップしてくれる「湯わかし」ボタンがついています。火力は「1~ハイパワー」の6段階で調節できます。

ただ、我が家では揚げ物をやらないのと、お湯を沸かすのはティファールの電気ケトルでやった方が断然早いので、普通の加熱以外の機能は使っていません。

専用スタンドの概要

専用のスタンドは結構重みがあってしっかりしています。

組み立ては難しくはないですが、四隅のネジ穴を隠す丸いキャップのようなパーツを差し込むときに結構力が必要で、そこだけ少し苦労しました。タオルをかぶせて上からハンマーのようなもので叩いたら楽にできそうです。

スタンドのサイズは下記の写真の通り、おおよそ横54センチ、奥行き36センチ、接地面から天板までの高さが10センチほどです。

※IHヒーター本体を乗せると、横幅は約56センチ、奥行きは約40センチ、全体の高さは約18センチになります。

このスタンド下の空間には調味料やラップ類など、調理中によく使うものを納められて便利です。

購入前に気になっていた点について

料理中の暑さは解消される?

ガスコンロを使っていたときに比べて、料理中の暑さは天と地ほどの差です。

IHコンロというのは熱を発生するわけではなく、電磁波を発生させて鍋自体の中で渦(うず)状の電流を発生させ、「熱で鍋を温める」のではなく「電気抵抗により鍋の底自体が発熱する」という仕組みです。

そのため料理していても部屋が暑くなることはほとんどなく、鍋の近くに手をかざすと温かく感じるという程度で、夏場の料理が断然ラクになりました。

使用時の音は?

加熱中にはブーンという音がしますが、耳障りなほどではなく、例えてみると扇風機の「中~強」ぐらいの音量です。我が家の安い電子レンジよりはずっと静かです。

食材を炒める音や換気扇の音の方が大きいので、IHヒーターの動作音はそれほど気にならずに使っています。

電気代は?

毎日料理に使うとなるとコストも気になりましたが、実際に使ってみると、電気代に大きな変化はありませんでした。

Amazonの商品ページを見てみると、「20リットルの水を90度まで加熱する場合、アイリスオーヤマのIHクッキングヒーターだと約2.6円、ガステーブルだと約2.7円のコスト」ということで、ガスよりもIHヒーターの方がほんの少し安いようです。

さらに、使っているガスがプロパンガスの場合はガス代がけっこう高くつくので、IHヒーターを使った方がかなりの低コストになるようです。

普通のコンセントで使えるの?

「特にIHのための設備も何もない古めの賃貸マンションである我が家でIHヒーターがすぐに使えるか?」ということも少し心配していましたが、普通のコンセントに挿して問題なく使えます。

ただ、コードの長さが1.6メートルなのですが、うちではコンロのスペースから一番近いコンセントまで少し距離があるので、延長コードが必要でした。

火力は?

このIHヒーターを使う直前まで業務用の火力強めなガステーブルを使っていたこともあって、使い始めは「少し火力弱い?」と感じることがありました。

が、卵焼きを焼いたり家庭料理レベルの野菜炒めを作ったりする分には問題なく、1~2回ですぐに慣れました。

調べてみると、IHヒーターは通常、ガスコンロよりも熱量が大きい場合が多いようです。(なので、私が火力が弱いように感じたのは、やはり前に業務用のガスコンロを使っていたからだと思います。)

「炒飯など本格的な中華料理を大火力で作りたい!」という方には、そもそもIHは向きません。

というのも、後述するように、IHヒーターは「中華鍋のような底が平らでない鍋は使えない」&「天板が傷付くので豪快に鍋を振ることができない」という欠点があるので、本格的な中華料理などには使えないんです。

味噌汁やカレーや炒め物など、普通の家庭料理を作るには十分な火力です。鍋自体の発熱でムラなく加熱し焦げつきにくいので、表面を焦がさずにじっくり中まで火を通すことができ、私のような生焼け恐怖症の人にはガスよりも安心して料理できる気がします。

こちらの記事で紹介しているティファールのIH対応鍋セットを使うと、さらに焦げ付きと無縁になれます。

ティファール インジニオ・ネオIH対応セット9を2年間使用したレビュー!3つのおすすめポイントと選ぶ際のポイント
「取っ手が取れる」でおなじみのティファールの鍋。IH対応の9点セット「ティファール インジニオ・ネオ IH セット9」を2年ほど使ったレポートです。 「取っ手が取れる」のフレーズが有名ですが、使ってみるとむしろ最大のメリットはそこじゃないと...

使える鍋が制限される?

一番注意した方がいいのがこの点かもしれません。

IHヒーターでは、使用できる鍋類に制限があります。中華鍋のような「底が平らでない鍋」やガラス製の鍋・土鍋などの特殊な材質の鍋は使えません。

その他、使える鍋の底面の直径は、右側のヒーターは直径12~20センチ、左側のヒーターは直径12~26センチまでとなっており、小さすぎたり大きすぎたりする鍋は使えないので注意してください(これはガスコンロでも一緒ですが)。

「IHヒーターはIH対応と明記してある鍋やフライパンじゃないと使えない」というイメージがありましたが、調べてみると意外と多くの鍋で使えるようです。公式サイトによると、おしゃれで人気のお鍋「ル・クルーゼ」シリーズもIHヒーターで使えるそうです。

Q. 使用できる熱源は何ですか?

A. 直火、IHクッキングヒーター、ハロゲンヒーターはもちろん、オーブンにもご使用になれます。

Q. IHクッキングヒーターを使用する際の注意点はありますか?

A. IHクッキングヒーターは高性能のものも多く、ガスに比べると熱量が大きい場合が多々あります。基本的には、「鍋が温まるまでは中火で、それ以降は弱火で調理」に変わりはありませんが、中火は800W以下をお守りください。

ル・クルーゼ公式サイト「よくあるご質問」より一部抜粋

新色のピンクゴールドにル・クルーゼを置いたらインスタ映えしそうです^^

IH対応の鍋セットを新たにそろえるなら、ティファールの「インジニオ・ネオ」シリーズがおすすめです。焦げ付かない・洗いやすい・収納しやすい・取っ手を外してそのまま大皿として食卓に出せる…などなどメリットがいっぱいで、私は2セット目を購入してしまいました。

下記の記事で写真付きで詳しく紹介していますので、参考にしてみてください。

ティファール インジニオ・ネオIH対応セット9を2年間使用したレビュー!3つのおすすめポイントと選ぶ際のポイント
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そこまでコストをかけたくないという人は、ニトリなどにもIH対応の鍋やフライパンで手頃な値段のものがたくさん売られているので、探してみるといいと思います。

それから2人分以上作ることが多い方には個人的におすすめなのが、ある程度大きさと深さのあるフライパンを1つ持っておくことです。私は下のようなティファールの28センチのIH対応炒め鍋を使っています(カラーは赤)。底面の直径は19センチほどなので、アイリスオーヤマのIHヒーターで使用可能です。

(大きさの比較に玉ねぎを。)

けっこう大きめでずっしり重いのですが、こういう鍋があるとすごく便利です!

  1. 多めの野菜炒めなどを作るときに、豪快に炒めても中身がこぼれにくい
  2. 鍋としても使えるのでカレーや肉じゃがを作ったり、「ほかの鍋がふさがっているときにこれで味噌汁を」なんてこともできる

などの利点があって使用頻度がかなり高くなっています。一人暮らしならこの大きさはいらないかもしれませんが、2人以上の場合やまとめて作り置きをよくする場合は本当に重宝します。

深さがあるので鍋としても使えます!

ただし大きくて重いので、ワンルーム等の狭いシンクだとかなり洗うのが大変だと思います。以前はシンクが狭かったのでこういう鍋を使えなかったのですが、今の家はシンクが広いのでガンガン使って毎日大活躍しています。広いシンク最高!

大量の野菜炒めも作りやすい!

便利だと感じる点

使っていて便利だと感じる点を紹介します。

掃除が楽

掃除がガスコンロとは比べ物にならないくらい楽です。

このIHヒーターの天板はガラストップになっていて、サッと布巾で拭いて掃除できます。

私はこんな感じのキッチン用スプレーを布巾に染み込ませて拭いています。

植物由来の成分のものだと、キッチン周りで使うのにも安心です。

ガスコンロだとどうしても五徳の中にゴミが入り込んでしまったりするのですが、五徳を外すという工程があるだけで、面倒でたまにしかやらなくなっちゃうんですよね。

IHだとシンク周りを拭くのと一緒にささーっと毎日掃除できてとても楽です。

上に物が置ける

取扱説明書では「あまり色々物を置かないように」と書いてあるのでこれは非推奨かもしれないのですが、料理中に物が置けて便利です。

ちょっとした調味料や調理器具、取り分ける皿や保存容器などを鍋のすぐ隣に置きながら料理できます。

保存容器はカレーなどを入れてもにおいがつかず、油汚れもスルリと落ちるイワキ パック&レンジ」シリーズが本当に!おすすめです。丸型・長方形など色んなタイプがあってサイズも豊富、カラーもピンクやブルーなど色々あります。

まとめ:料理も掃除もしやすくなる!IHヒーターがおすすめ

IHヒーターのメリット・デメリットはこんな感じです。

IHヒーターのデメリット
・使用できない鍋もある
・炒飯やオムライスを作るとき、鍋を振って調理することができない
IHヒーターのメリット
・料理中に暑くない
・掃除がしやすい
・上に物を置ける
・火事になりにくい

特に私が一番メリットだと感じていることはやっぱり「料理中に暑くないこと」と「掃除がしやすいこと」です。正直、もう夏にガスコンロで料理するのは無理かなあ…。せっかくエアコンで冷やした部屋も暑くなってしまうし…

こちらのIHヒーターはとてもいい買い物でした。

一人暮らしの方や家が狭い人には、1口タイプのIHヒーターもおすすめです。

単身赴任の私の父は長年これを使っています。テーブルに持ってきて調理したりできて、冬は「こたつに入りながらテーブルで鍋」なんてこともできるので、とても便利みたいです。

★追記(2019/7/28)
今年に入って出た新色のピンクゴールド。こちらのカラーも、1口タイプがあります。かわいい!